パズルの思い出

突然ですが奥様のハルはパズルが大好きです。物凄い大好きです。5時間くらい同じ格好でパズルを作り続けます。ゲームもパズル系・推理系が大好きです。そんでもって僕はパズルが大嫌いです。物凄い大嫌いです。

小学生か、中学生の頃。初めてパズルを買ってみました。どんなもんか分からず、とりあえず1000か500かどちらかは忘れたんですがそれ位の大きさのパズルを買いました。絵柄は、「真っ青な空と真っ青な海に浮かぶ真っ白い帆船」でした。

想像出来るとは思いますが、「どれが空でどれが海かわからない」「どれが帆でどれが船体かわからない」状態でパズルが進まない日々が続きました。どれ位続いたかというと、2年位続きました。俗に言う放置というやつです。

その内、部屋の隅っこでどんどん埃を被っていくパズルがあまりにもかわいそうになり、一念発起してパズルを再度作り始めました。まどっろこしい事をせず、総当たり戦で地道にパズルを埋めて行きました。そこに楽しいと言った感情など芽生えるわけも無く、ただ作業として黙々と進めていきました。

そして何週間かしてパズルは完成しました。青い空、青い海は見る影も無く激しくくすみ、長い年月の間にピースが何個か無くなり、見るも無残なパズルが完成したのです。「もう2度とパズルはしない」そう決めた瞬間でした。


あ、今ハルが昨日から始めた1000ピースのパズルを作り終えました。早すぎったらありゃしない。「これで落ち着いて夜を迎えられる」とか言ってますがその言葉は23時に言う言葉ではない。