争奪戦

任天堂の携帯ゲーム機・NINTENDO DS Liteが発売されて4週間近く経ちました。東京とか大阪なら、もしかして平然と電気屋さんに並んでいるのかも知れません。都会の人は皆カバンにDS liteを忍ばせているのかも知れませんが、ここは中途半端都市・広島。未だもって品薄状態です。店頭に並んでるの見たことが無い。

僕は既にノーマルDSを持ってました。しかし誕生日を迎えたハル母が「脳を鍛えたい」と申されまして。んじゃ持ってるDSをハルママにプレゼントして、俺らはliteを手に入れようか、と言う事になりました。しかし全く手に入らないlite。そしてハルママの「楽しみに待ってるけぇ」という遠まわしな催促。毎日がモヤモヤでした。そこに「トイザラスに各色合計100台入荷」の知らせが!キタコレ!「先着順に並んだ人から販売」!頑張って並ぶしかない!初めて「モノを買うのに並ぶ」行為に踏み出しました。

僕の家からはお店が見えます。並んでる人とかも見えます。んじゃ朝6時に起きて覗いて見て様子を見てから並ぼうか、と言う事にしました。まあ余裕を持ったし誰もいないだろと思って。んで、当日朝6時。


ハル「もう人が並んでるよ!」


甘かった。


もう大急ぎで起きて用意して家を飛び出しました。店の前には既に10人ほど人が。すごいなあ、まだ朝の6時半だよ?先頭の小学生とそのお母さんは何時から並んでるんだろう。そう思いつつ最後尾に並びました。開店は10時ですからここから約3時間半の待ち時間。長いなあ。

慌てて出てきたもんだから、暇つぶし用のモノ以外、何も持ってきてなかったんですけど、周りを見ると毛布やら折り畳みイスとかバッチリ持ってきてるんですよ。あぁ初心者の俺が悪かったよ。一緒に並んでたハルが一旦家に帰って座布団を持ってきてくれました。

3月後半だってのに外はとても寒い。なのにどんどん人が集まってきます。子供に頼まれたのか眠そうな顔で現れる中年の男性、電話で仲間内と連絡を取り合うおばさん、たった一人で現れる小学生。色んな人が集まってきます。みんな黙って列に加わり開店を待ちます。本当に異様な光景です。その光景に自分達も混じってますけど。並ぶというのはこんな雰囲気なんだ。

待つこと3時間、ようやく開店。商品カードを受け取り購入。買えてよかった。店が暖かくてよかった。任天堂は品薄状態を1日も早く解消して頂きたい。





結論:もう並ぶのは嫌だ