85万人のブルー

会社の友人に、「うちの飼っている犬が、ワン!と吼えずに「キエエーーーッ!」と叫ぶんだけどどう思う?」と言われて思わず「三角飛び出来る?」と聞いたテツです。いったいどんな犬だ。


会社のグループ内全員に、上司から何かの雑誌の切り抜きコピーが配られました。タイトルは「報われない85万人のブルー」。副題はシステムエンジニアが壊れる」です。何が書いてあるかと言うと、日本には85万人のシステムエンジニア(SE)、プログラマ(PG)がいるが、労働条件の悪化に伴い自殺・鬱・その他疾病にかかり壊れていく・・・眺めた瞬間転職を考えてしまう内容です。

現在、85万のSEがいるということですが、圧倒的に人が足りないそうです。2000年に入りあちこちで「IT」と言う言葉が飛び交い、ネットは当たり前になり企業も個人もネットワークで繋がって行く。その土台を作り支えているのがSEと言う訳です。パッと見、かっこいいですね。

実際のSEは、納期に追われ、コーディングに追われ、会議に追われ、朝から晩まで作業を行い、その割には残業手当は完全支給の会社の割合のほうが低く、やがて病を患い、自殺者も出る。こういう事が起きてますよー、という警告を経営者向けにしている記事でした。ちなみにSEでも3Kと言われますが、内容は「キツイ、キツイ、キツイ」です。

納期に追われ、作業量だけが増えていくと言うケースはSEなら経験しないはずはないのですが、最大の欠点は設計者と顧客がよく分からないまま突っ走ってしまう事にあります。よく分からないまま突っ走るから後で手戻りが出て、作業が増え、残業が増え、やがて病を患い(略)なのです。

これを読んでて尚更SEに未来はないな、と強く感じたんですが、ほんとに我々に未来はないのか!と必死でコピーを読んでると、「次ページからはその対策法を伝授する」とありました。おう!我々を救ってくれる対策法とはいったいなんだ!








そのコピー、そこまでで終わりでした。いったい何の為に配られたんだろうか・・・多分「死んでも働け」という上からのお達しのようです・・・