プログラマ引退

Wiiの詳細が発表されましたね。中途半端に恥ずかしがり屋の日本人が、あのリモコンとヌンチャクを使って楽しそうに遊べるのかどうか不安です。あと、日本の家って想像以上に狭いと思うんですがどうでしょうか。そんなにドタバタできる場所って無いよ。


3ヶ月ほど前、職場に新人さんが3名入ってこられました(別会社の人ですけど)。その人達は僕の手足となってサポートしてくれる、というのです。ただし、僕が3人を教育しろ、と。ちゃんと教育できれば僕は楽になるし、教育出来なければ僕の足を引っ張る存在になると言うのです。

先生として3人にプログラミングの教育を行う、なんて事したことがありません。とりあえず持っている開発言語のマニュアルなどを必死に音読し、身振り手振りで必死に教えました。後で我が身に降りかかってきては困りますから。

そして1ヵ月後、そこそこ仕事を任せられるようになりました。けれども分からないところも多く、よく「テツさん、ちょっといいですかね・・・」と言った感じで質問を受けました。初歩的な質問なんですぐ答えられる事が出来ました。

そして1ヵ月後、かなり濃い仕様書を渡しましたが、なんとか完成するまでの技術を身に着けました。質問も来ましたが大分高度な質問が多くなりました。「・・・・・・・・・・えっとね、えっとね、それはね」位で答えてました。

そして最近。彼らはもう、ざっくりとしたお願いでまともなプログラムを組むようになりました。質問もハイテクニックな質問ばかりです。毎日冷や汗です。「ここのデータはメモリに持たせたほうが良いんですよね」ってちょっと待ってよ、そんなやり方あったの?へぇぇ、みたいな。もう俺は最近のPGじゃない親父臭の漂った古株なの?ちょっと後で体育館裏まで来てくれるかな。

おかげで僕はすっかりプログラムを作ることが無くなりました。もうプログラマ引退です。僕はそっとマウスを置きます。そして僕は普通のオジサンに戻ります(元々)