僕の神
昼、一人バス停でバス待ちしてた時のこと。全く持って気を抜いてボケーっと立っていたところ、一人のオバサンが声を掛けてきました。
オバ「あの、ちょっとよろしいでしょうか」
テツ「・・・なんですか」
オバ「私、○○教の布教活動を行っているものなんですが」
久々ですね、この手の類。高校生の頃は、何も知らずに「お祈りさせて貰っていいですか」と言われ、素直に30分お祈りさせてあげた純粋で若かったテツでしたが、残念ながら今は世の中は金が全てだと汚れきっている三十路に成り下がっている始末ですから、「どうネタにしよう」とか「暇つぶしがきたな」とか瞬時に考える有様です。今回は「そっちがそうなら」というテーマです。
テツ「はい」
オバ「貴方は神を信じますか」
テツ「あのですね、神だの仏だのは人それぞれなんですよ、布教活動って言ってましたけど、それって考えの押しつけだと思うんですよ、あまりそう言うことしない方がいいんじゃないんですか?」
オバ「ん、まあ、活動ですから・・・では、貴方は貴方なりの神を信じているんですか?」
テツ「僕の神は・・・ハマーン様です」
オバ「は?」
テツ「知りませんか?ハマーン・カーン様。あ、女性なんですけどね、あの人なら信じられます。凄まじい能力をお持ちなんです。人類の革新というか、新人類というか。最近若い人の間で流行ってるらしくって」
オバ「はぁ・・・知りませんでした、そう言う方がいらっしゃるんですね」
テツ「そうですね・・・レンタルビデオ屋とかにも布教の為のビデオが置いてありますので、店員に「ハマーン様が見たい」と言えばすぐ出してくれますよ」
オバ「分かりました、行ってみます」
ジーク・ジオン!