サイボーグ

静

思い出に浸るのが好きなテツです。いつでも後ろ向きです。


僕は専門学校の卒業なんですけど、いつもお昼は学校の近くの商店街にあるパン屋さんでパンを買って、その足で近くの友人の家に押しかけて皆で飯を食べていました。そのパン屋さんには、その店のオーナーかバイトかは分かんないけど、歳の取ったお婆ちゃんがレジをしていました。

そのおばあちゃん、パンの包装やレジ打ちが極端に遅いので仲間内で有名(?)で、昼の混む時間なのに処理能力の遅さで更に店内が混む悪循環を引き起こしていました。レジが二つあって、俗に言う「Yの字並び」でレジを待つ事もあるんですけど、タイミングがよければ違う人がレジに、タイミングが悪ければお婆ちゃんのレジに当たってイライラして。そんな青春時代(いつまで青春?という言葉は無視)


専門の卒業以来、そのパン屋には行ってなかったんですけど、最近ペプシについてるおまけ(マリオのキャップ)が欲しくて探してた所、そのパン屋の近くのコンビニに大量においてあるのを発見したんです。んじゃついでにあのパン屋に寄ってみようか、と。8年ぶり位。

店を開けると腰抜かしましたね。あのお婆ちゃんがいる。あの頃と何も変わらないままレジに突っ立ってる。なんでまだ生きてる?(酷)サイボーグ?そんな感じでマジマジと見つめてしまいました。

サンドイッチと、専門の頃毎日食べてたチーズと芋のパンを買って、レジへ。処理スピードはあの頃より確実に遅くなってて「いらっひゃいませーありがとうごさいましー」という「まだお金払ってないのにもう完結かい」と言う一人突っ込みもあの頃のままでした。なんか凄い懐かしかった。また買いに来よう。ここのパンはダントツで美味しい。

多分「駄菓子屋のお婆ちゃんは何時までもお婆ちゃんのまま」の理論だ。


(本文と写真は関係ありませんというか静(セイ)ちゃんかわいいねえエヘヘヘヘ〜)